車の購入資金、子どもの教育費、住宅購入のための頭金、いざという時のための資金として……
家計をやりくりしていると、なんとかしてお金を貯めなきゃ!と思っている方も多いはず。
こんにちは、凡人主婦の**aki**(@pochannay)です。
わたしはもともと銀行に勤めていたこともあり、友人知人から「うまくお金が貯められない。」という相談をされることがあります。
とは言え、銀行員時代のわたしは、お客様に資産運用の案内をしていたにも関わらず、自分自身はまったくお金を貯められずにいました。
…旦那の方がずっと堅実な暮らしをしていましたよ。
そんな生活のまま結婚したので、結婚式と新婚旅行で見事お金を使い果たして、ゼロからスタートを切りました。
そんな生活でしたが、カンタンな”お金を貯めるルール作り”をしただけで、結婚して3年で500万円の貯蓄ができ、7年目の今は1,000万円以上貯まりました。
もちろん、年収や妻の職業によっても貯蓄できる金額はかわります。
うちの場合は、年収600万円の夫の給料だけで年間150万円の貯蓄できています。
ということで、わが家で行なっているカンタンな貯蓄方法とマインドをご紹介します。
とにかく手元資金を増やすのが優先なので、投資の話は二の次になります。この記事では、貯めるルールづくりについてまとめます。
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毎月”残ったお金”で貯蓄しようと思っても絶対に貯まらない

日々生活するのには、家賃・光熱費・食費など、たくさんのお金が必要になります。
だけど、お給料をもらって生活費を出して、そこから「給料日前に残った金額を貯蓄にまわす」なんて考えてたらずーっとお金は貯まりません。
お金はあればあるだけ使ってしまうもの。
だからわが家では、先どり貯金を使ってお金を貯めています。
…それって普通じゃない?と思うかもしれませんが、先どり貯金は基本中のキホンです。

目的別に先どり貯金口座を準備する。わが家の積立通帳は「8口座」あります
- 旦那名義:車の買い替え資金…月20,000円
- 旦那名義:保険の年払い準備…月30,000円
- 長女名義:18歳まで貯めとく…月10,000円
- 次女名義:18歳まで貯めとく…月10,000円
- 長女名義:臨機応変に使用する…月10,000円
- 次女名義:臨機応変に使用する…月10,000円
- 私名義:臨機応変に使用する…月10,000円
- 旦那名義:基本引き出さない…月50,000円
合計 毎月15万円
これがわが家の毎月の先どり貯金です。(ちょっとやりすぎかもしれませんね。)
ポイントは、積立口座を複数作成し、それぞれ用途を分けるということ。
保険の年払い用の積立口座は、月払いとして支払った分と同じだけ(プラスα)貯めていけば、費用捻出に悩まずに済むということで作っています。
逆に、用途を決めないで貯めていた分については、住宅取得の頭金など大きいお金が必要となったときに使えるということが一目瞭然です。
お金というのは、目的を持って貯める必要があります。
- 貯蓄したお金は何に必要なのか
- そのお金はいつ使う可能性があるのか
を、しっかり考えた上で、目的別に口座を分けるとわかりやすくなります。
もちろん、収入と支出の金額は家計ごと異なりますが、最低でも毎月の手取り収入の1割ぐらいの貯蓄ができるようになるのが理想です。(わが家の場合は、旦那さんの手取り収入の2割強の貯蓄をしています。)
無理のない金額から始めて、余裕があれば金額を少しずつアップさせていくのも、1つの方法です。
給与から天引きの財形貯蓄預金制度も積極的に利用しよう
旦那さんが会社員の場合、会社で「財形貯蓄預金」という制度を取り扱っていることが多いです。
うちの旦那さんも、上の積立とは別に毎月15,000円、一般財形に貯蓄しています。
財形貯蓄の最大のメリットは、「給与から天引き」されること。
普通の積立は、お給料が口座に入金してから、通帳から引き落としされていきます。
それに対して財形貯蓄は、お給料が普通口座に入金する前に差し引いて、貯蓄口座に貯めていってくれます。
これ、そんなに変わらなくない?と思うかもしれませんが、気分は全然違いますよ。
財形貯蓄預金は、「なかったもの」として自然に貯まっていきます。
ATMに何度も行かない。カンタンに引き出せる口座に貯蓄しない

最近のATMは便利です。
だって金融機関によっては、コンビニのATMでも手数料無料でお金を引き出すこともできますし、他金融機関と提携しているATMも多いです。
土日祝日も手数料なしでATMから現金を引き出せる時代。
それをいいことに、「あ、お財布にお金がないから、お金おろしとこ。」なんて言ってると、もはや今月いくらお金を引き出したかわかりません。(自戒)
必要な現金は、月1度だけ、一定の金額を引き出すようにしましょう。それだけで、不要なお金の流れが減ります。
せっかく貯めたのに、すぐに引き出して使ってしまう…という悩みがあるならば、お金を貯める口座にはキャッシュカードを発行しないようにしましょう。
それだけでも、引き出しする機会がグッと減ります。
生活費用の口座の入出金はこまめにチェック。通帳を発行しているなら月イチで記帳を

わたしは家計簿をつけていません。
家計簿の代わりに使っているのが、通帳とクレジットカードの利用明細です。
通帳からは、毎月の固定費の引き落としがあるので、家計簿として十分に機能してくれます。
生活費に使う現金は、月1回しか引き出さず、あとはクレジットカード決済なので、こまかく家計簿をつけなくてもお金の流れがしっかり把握できます。
家計簿をつけて、節約を考える前に、まずはお金を貯めるルールづくりをしてみてくださいね。